ボートの東京五輪アジア・オセアニア大陸予選最終日は7日、東京・海の森水上競技場で各種目の決勝が行われ、男子シングルスカルの荒川龍太(26=NTT東日本)が、体重制限のない同種目の男子選手として25年ぶりの五輪出場を決めた。女子軽量級ダブルスカルの冨田千愛(福井県スポーツ協会)、大石綾美(アイリスオーヤマ)組も2大会連続出場を果たした。

日本勢はこの日、出場した全4種目で優勝。今大会では最大2種目しか五輪出場枠が付与されないため、レース後に日本協会は選考委員会を開き、あらかじめ定めた各種目ごとの世界最高水準記録との比較で代表選手を決めた。

この日に切符を逃した女子シングルスカルの米川志保(トヨタ自動車)と男子軽量級ダブルスカルの西村光生(アイリスオーヤマ)、古田直輝(NTT東日本)組は、今月中旬の世界最終予選(スイス)で2位以内なら五輪出場権を得る。