米国がGKデービッド・オチョア(20)の痛恨のミスで五輪出場を逃した。

1点を追う後半2分。DFアーロン・エレラ(23)のバックパスを受けたオチョアは再度、同DFにボールを戻そうとしたところ、目の前の相手選手が伸ばした足にパスを当ててしまい、その跳ね返りがそのままゴールに入ってしまった。

米国はその後、1点を返したが1-2で及ばず。この試合に勝利したホンジュラスと、カナダを下したメキシコが五輪出場を決めた。

試合後、1人頭を抱えてグラウンドにしゃがみ込むオチョアの前に、同GKのパスをカットして得点を決めたホンジュラスMFルイス・パルマ(21)が近づき、額と額をつけて同GKを慰めた。実は2人は19年に米MLSソルトレーク傘下の米2部レアル・モナークスで一緒にプレーした経験があった。オチョアにとっては悔しすぎる敗戦となってしまったが、かつての仲間の慰めで少しは絶望的な気持ちが和らいだかもしれない。