静岡県内で合宿中の東京オリンピック(五輪)サッカー男子日本代表DF町田浩樹(鹿島)が6日、オンラインで取材対応した。

町田は18人の登録メンバーでなく当初4人のバックアップメンバーでの選出だったが、東京五輪の特例措置がとられたことで、22人が登録されることになった。「大枠ではあるけど、試合に出る可能性が生まれただけでモチベーションも高いし、そこはうれしかった」と率直な心境を語った。

育成年代から鹿島の生え抜き。小笠原満男や曽ケ端準らクラブのレジェンドの姿を間近で見て、MF柴崎岳やDF昌子源らW杯ロシア大会で活躍したメンバーからも多くを学んだ。「なにより負けず嫌いというか。満男さんは1試合への勝ちのこだわりが人一倍だったし、あそこまで突き詰めないとだめだと感じた」とプロとしての自覚もより大きくなった。

鹿島はDF陣でも秋田豊、大岩剛、岩政大樹、昌子ら、歴代に名選手がいた。そのDNAを受け継ぐ立場でもある。「鹿島でやっているからにはそこを目指さないといけない。そういうCBと肩を並べられるところまでいきたい」。五輪代表でもDF吉田麻也、DF冨安健洋らDB陣はA代表の主力。強力な仲間でありライバルに立ち向かい、大きく経験値を伸ばす。