日本水連は28日、東京五輪代表のエントリー種目を発表した。白血病から復帰した池江璃花子(20=ルネサンス)は400メートルリレー1種目にエントリーした。個人種目には出場せず、リレーに専念する。

池江は4月の日本選手権で100メートルの自由形、バタフライで優勝。リレーの派遣標準記録を突破したが、個人の同記録には届かなかった。日本水連は東京五輪について当初からリレー代表はリレー優先の方針だった。リレーのみで代表入りした選手は全員、個人種目にはエントリーしなかった。ただ400メートルメドレーリレー、混合400メートルメドレーリレーは締め切り前のため、池江はリレーで最大3種目を泳ぐ可能性がある。

瀬戸大也(27)は、200メートル、400メートルの個人メドレーと200メートルバタフライの3種目、大橋悠依(25)は個人メドレー2種目にエントリー。萩野公介(26)は200メートル個人メドレー、800メートルリレーに登場。平泳ぎの佐藤翔馬(20)は、本命の200メートルに加えて、100メートルにも出場する。

「カツオ」こと松元克央(24)は本命の200メートル自由形に専念するため400メートルリレーは回避。その代役で代表入りした塩浦慎理(29)がエントリーされた。