新型コロナウイルスの感染拡大を受け東京都の小池百合子知事が2日、都内で東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長と会談した。

約30分の会談後、記者団の取材に応じた小池氏は、「都の新型コロナ対策の取り組みを説明し、これから始まる聖火リレー、採火式のスケジュール感などを情報交換して、前へ進めるという意識を共有した」と説明した。「万全の体制で臨むことを確認したのか」との問いには「そうですね」とうなずいた。

一方で、東京五輪の準備状況を監督する国際オリンピック委員会(IOC)調整委員会のジョン・コーツ委員長が、五輪開催可否の判断を、3カ月以内にする姿勢を見せたことへの意見交換は「今日はなかった」と否定した。