東京オリンピック(五輪)聖火リレーの代替え行事として点火式典が14日、札幌市北3条広場「アカプラ」で無観客で行われた。会場は目隠しするなどの厳戒態勢。公道でのリレー中止などで全国最小規模となった式典で、湯川総夢さん(13)が代表して点火する大役を務めた。98年長野五輪以来23年ぶりに札幌にやって来た聖火は、北海道内18市町で走る予定だった207人のランナーの思いを乗せて点火された。

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会場の近くでは無観客の式典を気に掛ける人の姿が目立った。一時は20~30人の人たちが集まる場面もあった。5月5日に行われたマラソンのテスト大会時も沿道にいた80代男性は「ぜひ見たかった」と残念がった。白いテントに囲まれて行われた式典に「中で何をやっているのかがわからない。やるなら(市民に)公開すべきだと思う。透明なテントを張るとか、やり方はあったのでは」と話した。50代のタクシー運転手は「本来は楽しみなイベントなんだけど、何だか複雑だね」。自転車を止めて様子をうかがっていた20代の男子学生は「見たかったですね。一生に1度だと思うので」と話していた。

 

◆14日の聖火リレー 北海道の2日目。苫小牧市からスタートして富良野市、旭川市、千歳市、札幌市を巡る予定だったが、新型コロナウイルスの感染まん延を防止するとして北3条広場(札幌市)で市内の中学生、湯川総夢さん(13)がランナーを代表して聖火皿に点火した。前日に引き続き代表1人での聖火イベントは最も少ない人数となった。

1日休んで、16日は岩手県に入る。同県では18日まで、続く宮城県も19日から21日までのそれぞれ3日間、聖火をつないでいく。