女子の第一人者、上田藍(36=ペリエ・グリーンタワー・ブリヂストン・稲毛インター)が、東京オリンピック(五輪)に向けてスタートを切った。新型コロナ禍で厳しい渡航制限が続く中、日本女子で唯一出場して27位。昨年11月以来10カ月ぶり、今年初のレースを終えた。

優勝は昨年世界シリーズ3位のジョージア・テイラーブラウン(26=英国)、昨年8月の五輪予選(東京・お台場)で優勝したフローラ・ダフィ(33=バミューダ諸島)が2位だった。

男子は日本勢で唯一出場したニナー・ケンジ(27=NTT東日本・NTT西日本)が20位と健闘。昨季世界王者のビンセント・ルイス(31=フランス)が49分13秒で優勝した。

五輪競技の先陣を切って開催された世界選手権。世界シリーズ7戦のうち唯一開催で世界選手権に「格上げ」されたレースには、東京五輪でメダルを狙う世界の強豪が集結。コースを壁で囲むなど感染防止対策を徹底して行われた。