トライアスロンの世界シリーズ横浜大会(15日・山下公園発着特設コース)に出場する日本選手の会見が14日、オンラインで行われた。東京五輪出場を争う五輪ランキングのポイント付与が再開される大会には、国内外からトップ選手約190人が集結。日本の五輪代表候補が「まん延防止等重点措置」下のレースに向けて、意気込みを語った。

女子は一昨年の大会で4位に入った高橋侑子(29=富士通)が「いいレースができた思い出もあるので、スイムから積極的にいって走りきりたい」。4度目の五輪を目指す上田藍(37=ペリエ・グリーンタワー・ブリヂストン・稲毛インター)は「過去2回表彰台にたった相性のいいレース。しっかりと、結果を残したい」と話した。

男子は先月に日本国籍を取得し、アジア選手権を制したニナー賢治(27=NTT東日本・NTT西日本)が「目標は先頭集団でレースをすること。100%の力を出す」と意気込みを口にした。新型コロナ禍で再開する世界大会。選手たちはみな、開催される喜びと開催に尽力した関係者への感謝を口にしていた。