【熱中先生】栗山監督の公式会見おさらい これだけの選手が集まる理由がそこかしこに

侍ジャパンが、いよいよ準々決勝のイタリア戦に臨みます。栗山英樹監督(61)は15日の練習後、公式会見に出席。大谷翔平投手(28=エンゼルス)に先発を託した思いを夏の甲子園に重ね合わせながら、若い選手の価値観について熱い思いを言葉にしました。12日までの1次ラウンドは4連勝で突破。14日、15日と2日間の練習日に行われた「栗山語録」たっぷりの公式会見を、ノーカット版でお届けします!

プロ野球

◆栗山英樹(くりやま・ひでき)1961年(昭36)4月26日、東京都生まれ。創価高―東京学芸大。83年ドラフト外でヤクルト入団。プロ1年目秋に両打ち転向、3年目に打率3割。89年に外野手でゴールデングラブ賞。通算494試合、336安打、7本塁打、67打点、打率2割7分9厘。90年に引退後はスポーツキャスター、大学教授などを務め、12年から日本ハム監督。12年リーグ優勝、16年日本一。通算10シーズンで1410試合684勝672敗54分け、勝率5割4厘。21年11月、日本代表監督就任。現役時は174センチ、72キロ。右投げ両打ち。

「大谷翔平らしくやってくれる」

3月15日・公式会見

――明日の準々決勝を控え、練習中、選手の緊張感など感じることは

感じること。んー、僕もそうですし、選手たちも非常にいい緊張感をもって野球に集中してくれるな、とそんな感じだと思ってます。

――明日の先発は

はい、えーと、まあ、あのここから違う戦いが本当に始まるだろうなと思っていきます。明日の大切な試合、大谷翔平でいきます。

――投打の二刀流で

それが彼のスタイルなのでね。もちろん。最終的には明日体の確認はしますけども、大谷翔平らしくやってくれるというふうに思ってます。

――明日からは球数制限が80球に

もちろん、球数の制限が、上限が上がっていくのは、1つ、戦い方の中では考え方としてはもちろんありますし。ただ、普段の状態とは違って、この時期、約開幕、イメージすると、プロ野球でいうと2週間前。なんとなく、そのイメージがありますけど。

その球数をどのピッチャーもこなしていって、順番に調整しているわけじゃないので。なかなか、ここまできても感覚とか、調整が非常にピッチャーが難しくなっているのは事実なので。そういったことも考慮しますけど、基本的には負けたら終わりなので。ピッチャーも野手も全員いきます。

――総力戦になるが、明日のイタリア戦の意気込みを

本当にイタリアのチームね、見ていると、アメリカでやっている選手たちも多いですし、非常にいいチームなので。我々も日本の野球というか、先輩方がつくってくれた、そういったことも含めて、日本の野球はこういうものですというのを、みんなで表現できるように。全ての選手の力を借りて全力で戦うだけです。

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