【ジョーカー】ぜいたくなベンチ「代打・山川&代走・周東」 極上の準備で極上の仕事

侍ジャパンが劇的なサヨナラ勝ちを決めた準決勝メキシコ戦は、これまで出場機会が少なかった選手たちの活躍も光りました。1点を追う9回無死一、二塁から、一塁走者の代走として出場した周東右京外野手(27=ソフトバンク)が村上宗隆内野手(23=ヤクルト)の中越え二塁打で快足を飛ばしてサヨナラのホームイン。2点を追う8回1死二、三塁では山川穂高内野手(31=西武)が1点差に迫る左犠飛を放ちました。「足のスペシャリスト」と「代打の切り札」の試合後のインタビューをノーカット版でお届けします。

プロ野球

<日本6-5メキシコ>◇準決勝◇20日(日本時間21日)◇米フロリダ州マイアミ・ローンデポパーク

5戦全勝で5大会連続4強進出を果たした日本は、3大会ぶりの決勝進出をかけてメキシコと対戦。1点を追う9回裏、不振の村上宗隆が劇的なサヨナラ適時打を放ち、3大会ぶりの決勝進出を決めた。22日、世界一を目指し米国と対戦する。

【周東】「転ばないように。それだけ」

【9回代走】サヨナラホームイン

――試合を振り返って

周東本当にすごい試合でした。

――9回はどんな心境だった

周東ホームにかえった瞬間は言葉で表せないくらいうれしかったですし、ムネ(村上)が打ってくれて良かったと思います。

――ベンチからどんな思いで見ていた

周東絶対点差は詰まると思っていましたし、自分が行くところをイメージしながら準備していました。

二走の大谷翔平に追いつきそうな勢いで一気に生還

二走の大谷翔平に追いつきそうな勢いで一気に生還

――どの辺りから準備を

周東7回くらいからですね。6回くらいから動き始めて、7回からはいつでも行けるようにしていました。

――どんな準備

周東ある程度、相手の出てくる投手もわかっているので、映像を見ながら。後は気持ちの準備ですね。いかに自分を落ち着かせられるかというところが一番大事だと思うので。

――代走で出たときの心境は

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