【天王山で先発】頼むぞ!今永昇太のミックスゾーン全文 昂り隠さぬ「投げる哲学者」

14年ぶりの世界一へ―。21日(日本時間22日)のWBC決勝、米国戦に今永昇太投手(29=DeNA)が先発します。今大会は第2先発として2試合に登板し、計4回で5奪三振1失点と安定した投球を続けてきました。劇的なサヨナラ勝利を挙げた準決勝メキシコ戦の試合後、大一番に挑む心境を語りました。ノーカット版でお届けします。

プロ野球

◆今永昇太(いまなが・しょうた)1993年(平5)9月1日、北九州市生まれ。永犬丸中では軟式野球部。北筑高では甲子園出場なし。駒大では3年秋に7勝2敗でMVP、神宮大会優勝。15年ドラフト1位でDeNA入団。エースに定着し、22年6月7日の日本ハム戦で、1四球だけの「準完全」でノーヒットノーラン達成。将来的なメジャー挑戦の意向も口にしている。178センチ、83キロ。左投げ左打ち。背番号21。推定年俸1億4000万円。

<日本6-5メキシコ>◇準決勝◇20日(日本時間21日)◇米フロリダ州マイアミ・ローンデポパーク

5戦全勝で5大会連続4強進出を果たした日本は、3大会ぶりの決勝進出をかけてメキシコと対戦。1点を追う9回裏、不振の村上宗隆が劇的なサヨナラ適時打を放ち、3大会ぶりの決勝進出を決めた。22日、世界一を目指し米国と対戦する。

「恐れるものなくいってくれ」

――どなたに、どのタイミングで、先発は伝えられた?

栗山監督に、2日前の練習ですかね。

――どんな言葉かけられた

いや、もう「先発でいくので、恐れるものなくいってくれ」という風に言ってもらいました。

本文残り56% (1067文字/1901文字)