【契約更改2023全文・DeNA伊藤光】「焼き鳥が一番」/6,500万円+出来高
プロ野球選手は毎年シーズンを終えると球団と交渉し、年俸を決め、サインします。シーズンを振り返り、来季への抱負を語りながら、時には知られざる思いや葛藤を見せることもあります。選手の言葉から23年シーズンを振り返ります。第22回はDeNA伊藤光捕手(34)です。
プロ野球
◆伊藤光(いとう・ひかる)1989年(平元)4月23日、愛知県岡崎市生まれ。明徳義塾から07年高校生ドラフト3巡目でオリックス入団。08年9月13日の日本ハム戦で初出場。投手の持ち味を引き出すリードに定評があり、14年ベストナイン、ゴールデングラブ賞。18年にトレードでDeNAへ移籍。今季は主にバウアーとバッテリーを組むなど、61試合の出場で打率2割9分4厘、1本塁打、8打点。通算1018試合で打率2割3分7厘、29本塁打、248打点。180センチ、83キロ。右投げ右打ち。推定年俸1億1000万円→6500万円+出来高払い。
――サインは
させて頂きました。
――可能な範囲で内容は
4年契約が終わって、一応、海外FA権を所持してたんですけど、行使せずに残留っていうんですかね。で、新たに契約をさせていただくことになりました。
――金額など条件面は
また複数年を組ませていただいて、2年契約なんですけど。金額はですね、頑張れば現状維持で。頑張れば、現状維持です(笑い)。えーそうですね、頑張れば現状維持です、はい。
――出来高を含めて
そうですね、マックスで獲得したら。減額制限は超えたんですけど、そこは全然僕も納得してますし、金額じゃなくて自分の評価と言ったら、ちょっと、どうかなと思うんですけど、自分がどういう選手であって、どういうふうに思われているのかなっていうのを聞きたかったのが、正直なところなので。それに対して、納得したので。
――球団の方からはどういった言葉を掛けられたか
僕は基本的には萩原さんとしか話してないんですけれども、熱い言葉をいただきました。僕は4年前に、この3年契約をいただいた時に、うまくなるチャンスをもらったというのを会見で話させてもらったんですけど、実際振り返ると怪我もありましたし、離脱してる時間も4年に含めれば、結構長かったと思うので、そこに関してはいい結果は出なかったと思ってまして。
そこは悔しいところなんですけど、それでも僕が当たり前に過ごして、やっていた練習だったり、試合の取り組む姿勢というのを、自分が思ってる以上に見ていただいていたっていうところは、びっくりしたというか、生き様というのを、すごくいい人生をというか、生き様というのを見せてもらってるというのを言われたことが、特に印象には残ってるんですけど、そういう話をしていただきました。
――複数年契約を終え、また複数年の提示をもらえたというのはうれしい部分もある
うーん、そうですね。うれしいというか、自分は何だろう…先ほど言ったように年数をいただいたっていうのは、自分がベイスターズに貢献できる契約をいただいたと思ってますし。
自分も権利は持っていましたけど、移籍したいとか、他球団の話を聞いてみたいとか、そういう気持ちは全くなかったので、純粋に自分が結果は出なかったんですけど、結果が出なくても、自分がどのようにチームに貢献できていたのか、どう見られていたのかっていうのが、今回のこの2年契約にまた反映されたと思うので。
その点の評価に関しては、取り組んでいることはいい方向に行っていたのかなと思います。
――今年1年の自身の成績はどのように感じている
いやもう成績は、誰が見ても良くはないと思うので、個人的な数字としては反省であったり、年齢とともに下がっているって思われるのも、すごく悔しいので。
全ての数字を上げることができれば、よりチームにもっといい影響が与えられて、得点だったり、チームの勝利数っていうのも、もっと増えると思うので。
そこは上げる分には、別に設定する数字でもないので、とことん上がればいいです。キャリアハイっていうのが出れば、一番いいと思うので、そこは目指すべき数字かなと思っています。
――伊藤選手と言えば、今年はバウアー選手とバッテリーを組んだのが印象的。あれだけの実績のあるピッチャーと、バッテリーを組んだ1年はどうだった
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兵庫県出身。報徳学園、関大を経て、2007年に日刊スポーツに入社。
野球部に配属され、同年12月までアマチュア野球担当、 2008年から11年まで1期目の巨人担当、2012~13年まで西武担当(2013年はWBC担当)、2014~16年まで2期目の巨人担当、 2017~18年までアマチュア野球担当、2019~20年まで3期目の巨人担当、2021年は遊軍、2022年からDeNA担当。26年は遊軍。
身長169・5センチ、体重58~63キロをいったりきたり。
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