【ヤクルト岩田幸宏】苦節3年目ついに支配下登録…母は電話口で泣いてくれた/連載6

ヤクルト岩田幸宏外野手(26)が3月31日、支配下選手契約を結びました。背番号は「024」から「64」に変更となり、推定年俸は500万円。度重なるケガに悩まされながら、今季はオープン戦で1軍を経験し、イースタン・リーグでも自慢の足とバットでもアピールを続けました。3月31日の中日3回戦(神宮)の試合前練習後、支配下登録の喜び、報告した時の家族の反応、今後の意気込みなどを語りました。

野球

岩田幸宏(いわた・ゆきひろ)1997年(平9)7月31日、兵庫県生まれ。東洋大姫路では甲子園出場なし。卒業後は16~19年に社会人野球のミキハウス、20~21年はBCリーグ・信濃に所属。21年育成ドラフト1位でヤクルト入団。昨季は春季キャンプ中に1軍昇格を果たしたが、実戦形式の打撃練習で左手に死球を受け、骨折で2軍に逆戻りを経験。23年まで2軍で通算124試合出場して336打数93安打、31打点、25盗塁、打率2割7分7厘。24年3月31日に支配下選手登録された。175センチ、79キロ。左投げ左打ち。今季推定年俸500万円。

阪神対ヤクルト 7回表ヤクルト1死一、三塁、岩田幸宏は中前適時打を放つ(撮影・藤尾明華)=2024年3月9日、阪神甲子園球場

阪神対ヤクルト 7回表ヤクルト1死一、三塁、岩田幸宏は中前適時打を放つ(撮影・藤尾明華)=2024年3月9日、阪神甲子園球場

■「今までケガばっかりしてるんで…」

―― 支配下登録され、今の率直な気持ちは

すごくうれしいですね。やっとっていう感じで。今までケガばっかりしてるんで、今年は1月からケガしないことを目標にやってたんで、そこをクリアできてるから支配下にしてもらえたのかなと思います。

―― 育成3年目。ケガなどに苦しみながら、ここまでどのような思いで過ごしてきたか

ケガするのは自分が悪いんで、どうケガしないように1日過ごすかとかいろいろ考えながら、まずはそこをクリアしないと野球ができないんで、次、ケガしないようにどうしたらいいかっていうことを考えながら練習はしてました。

―― 支配下登録を伝えられたのはいつ?

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兵庫県出身。報徳学園、関大を経て、2007年に日刊スポーツに入社。
野球部に配属され、同年12月までアマチュア野球担当、 2008年から11年まで1期目の巨人担当、2012~13年まで西武担当(2013年はWBC担当)、2014~16年まで2期目の巨人担当、 2017~18年までアマチュア野球担当、2019~20年まで3期目の巨人担当、2021年は遊軍、2022年からDeNA担当。
身長169・5センチ、体重58~63キロをいったりきたり。