【DeNA戸柱恭孝】初めてテレビで見た開幕戦…ブレない心も「返す言葉が」/連載7

DeNA戸柱恭孝捕手(34)が、プロ9年目で初めて、シーズン開幕を2軍で迎えました。1軍スタートの山本、伊藤、松尾ら12球団屈指の層の厚さを誇る捕手陣。昨オフ、国内FA権を行使せず、ベイスターズ愛で4年の複数年契約を結んだ戸柱は今、どんな思いでグラウンドに立っているのか。「トバ」の心に迫りました。

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久保賢吾

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戸柱恭孝(とばしら・やすたか)1990年(平2)4月11日、鹿児島県生まれ。鹿屋中央高では甲子園出場なし。駒大では3年春から正捕手。NTT西日本を経て、15年ドラフト4位でDeNA入団。ルーキーだった16年には124試合に出場した。23年は70試合の出場。プロ通算600試合で、打率2割2分3厘、30本塁打、159打点。179センチ、90キロ。右投げ左打ち。23年12月に3500万円増となる年俸7500万円で4年契約を結んだ。

■「悔しい気持ちが一番」

――プロ入り後初の2軍スタートだが、今の率直な思いは

当然、悔しい気持ちが一番にありますけど、今、自分ができることは状態を上げておくことなんで、そこに集中しています。ファームに落ちる時に三浦監督からも「必ず、力が必要になるから」っていう言葉ももらいましたし、言葉で表すなら、「虎視眈々(たんたん)と」っていう感じですかね。

――試合中、若手に交じって、スタンドにも戸柱選手の声が聞こえた

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久保賢吾Kengo Kubo

Hyogo

兵庫県出身。報徳学園、関大を経て、2007年に日刊スポーツに入社。
野球部に配属され、同年12月までアマチュア野球担当、 2008年から11年まで１期目の巨人担当、2012～13年まで西武担当（2013年はＷＢＣ担当）、2014～16年まで２期目の巨人担当、 2017～18年までアマチュア野球担当、2019～20年まで３期目の巨人担当、2021年は遊軍、2022年からＤｅＮＡ担当。
身長169・５センチ、体重58～63キロをいったりきたり。