もう5年目のDeNA森敬斗「本当に今年がラストチャンスだと思って」/連載〈45〉

DeNA森敬斗内野手(22)が、自身で「ラストチャンス」と表現した今季に懸ける思いを語りました。プロ5年目は、鹿児島・奄美でのB班(2軍)キャンプスタートになりましたが、調整は順調。1月上旬に参加した楽天鈴木大地内野手(34)との自主トレ、同月中旬から参加したソフトバンク近藤健介外野手(30)、オリックス西川龍馬外野手(29)らとの自主トレの裏側、オフの肉体改造、心の変化、今季の目標などを熱く語りました。

プロ野球

◆森敬斗(もり・けいと)2002年(平14)1月28日、静岡市生まれ。小学3年から野球を始め、中学時代は硬式の島田ボーイズ所属。桐蔭学園では1年夏からベンチ入り。3年春はセンバツ出場し、同夏のU18W杯で日本代表に選出された。19年ドラフト1位でDeNA入団。20年10月27日巨人戦でプロ初出場し、初打席で初安打をマーク。22年に自身最多の61試合に出場した。23年は9試合の出場。プロ通算122試合で、打率2割1分7厘、2本塁打、12打点。177センチ、80キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸1600万円。

「再現性がちょっと」

――キャンプを消化する中で自身の状態、手応えは

まあまあ、いい感じだと思います。ちゃんと自主トレでやってきたことを継続してやれてるのが、すごくいいなと思います。

――今オフも楽天鈴木大地選手との自主トレに参加したが、学んだことは

バッティングもいろいろ教わったんですけど、守備に関して、すごい良かったなって思うのはボールに対して、右、左ってちゃんと入っていく動きっていうのが、再現性がちょっとなかったりしてた部分があったんですけど。

タイミングというか、どこで間を取ってボールに入っていくのか。ただボールに突っ込んでいくだけじゃダメだし、1回間があってから、もう1回勢いをつけて、一塁に向かって投げるっていうのをやってて、すごくいいことを学んだなと思います。

「体でバットを持ってこい」

――打撃面でソフトバンク近藤選手、オリックス西川選手から学んだことは

大地さんにもバッティングに関しては、バットを手で持ってくるんじゃなくて、体幹とか足でバットを持ってこいというようなことを教わって。

コンさんにも、手でボールを打ちにいくんじゃなくて、足と体幹、体でバットを持ってこいと言われて、そこはすごいつながってるなと。

スイングの軌道だったり、形とか、回り方はコンさんとか龍馬さんに結構教えてもらって、それも再現性がめっちゃ大事だと思いましたし、だいぶ安定感が出てきたかなと思います。

――体が全体的に大きくなったように見えるが、フィジカル面での変化は

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兵庫県出身。報徳学園、関大を経て、2007年に日刊スポーツに入社。
野球部に配属され、同年12月までアマチュア野球担当、 2008年から11年まで1期目の巨人担当、2012~13年まで西武担当(2013年はWBC担当)、2014~16年まで2期目の巨人担当、 2017~18年までアマチュア野球担当、2019~20年まで3期目の巨人担当、2021年は遊軍、2022年からDeNA担当。
身長169・5センチ、体重58~63キロをいったりきたり。