【契約更改2023全文・DeNA京田陽太】「赤レンガに行きます」/5,000万円

プロ野球選手は毎年シーズンを終えると球団と契約交渉を行い、サインします。シーズンを振り返り、来季への抱負を語りながら、時には知られざる思いや葛藤を見せることもあります。選手の言葉から23年シーズンを振り返ります。第36回はDeNA京田陽太内野手(29)です。

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「契約更改2023」一覧

◆京田陽太(きょうだ・ようた)1994年(平6)4月20日、石川県生まれ。青森山田では1年春から遊撃でレギュラー。日大では3年秋にベストナイン、4年時は主将。16年ドラフト2位で中日入団。1年目の17年に149安打を放ち新人王。18、20年全試合出場。22年オフ、砂田毅樹とのトレードでDeNA移籍。通算793試合出場、23本塁打、190打点、打率2割4分5厘。184センチ、90キロ。右投げ左打ち。推定年俸5000万円→5000万円。

「決まってないので、ぜひそこを」

――サインは

しました。

――増減は

現状維持ですね。

――球団からはどんな話を

ショートっていうポジションが、まだ確実というか、決まってないので、ぜひそこを狙ってやってほしいっていうことを言われました。

――1年振り返って

本当に周りの、選手含めて、皆さんのおかげで、成績的には不甲斐ないシーズンでしたけど、周りに支えられて、充実した1年間でした。

――新たな野球観

同じセ・リーグチームからの移籍だったので、野球は変わらなかったんですけど。一番変わったのは、まずホーム球場が、野外というところで。

今まではやっぱりドームの中でやってきて、すごいやりやすかったというか、暑い夏場も思い切ってたくさん練習できましたけど、本当に野外球場というところで、暑さ対策というか、試合に向けての準備なのでやりすぎてもダメですし、逆にやらなすぎてもやっぱり試合まで、なんて言うんですかね…。調整というか、少し難しかったのかなっていうのはありますね。

――どこに物足りなさを感じる

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兵庫県出身。報徳学園、関大を経て、2007年に日刊スポーツに入社。
野球部に配属され、同年12月までアマチュア野球担当、 2008年から11年まで1期目の巨人担当、2012~13年まで西武担当(2013年はWBC担当)、2014~16年まで2期目の巨人担当、 2017~18年までアマチュア野球担当、2019~20年まで3期目の巨人担当、2021年は遊軍、2022年からDeNA担当。
身長169・5センチ、体重58~63キロをいったりきたり。