【契約更改2023全文・DeNA西浦直亨】「前からおったみたい」/2,600万円

プロ野球選手は毎年シーズンを終えると球団と契約交渉を行い、サインします。シーズンを振り返り、来季への抱負を語りながら、時には知られざる思いや葛藤を見せることもあります。選手の言葉から23年シーズンを振り返ります。第38回はDeNA西浦直亨内野手(32)です。

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「契約更改2023」一覧

◆西浦直亨(にしうら・なおみち)1991年(平3)4月11日、奈良県生まれ。天理では3年春夏に甲子園出場。法大を経て、13年ドラフト2位でヤクルト入団。14年開幕戦でデビューして初打席本塁打。18年は初めて規定打席に到達し、初の2桁本塁打。23年7月、阪口皓亮とのトレードでDeNAへ移籍。通算584試合出場、38本塁打、189打点、打率2割3分5厘。178センチ、75キロ。右投げ右打ち。推定年俸2600万円→2600万円。

「複数のポジションを」

――サイン

はい、しました。

――金額は

現状維持です、はい。

――球団から言われたことは

そうですね。うーん、いろいろ話させていただいたんですけど、まずはやっぱり、優勝するために、優勝したチームから来たので、なんか足りない部分だったり、感じるところあるかなっていう話と。自分自身はやっぱりバッティングを評価していただいて、取っていただいたんですけど、守備も結構いいっていうふうに評価していただいたんで、来年また頑張ってほしいみたいな感じでした、はい。

――シーズン途中から加入した

そうですね、うーん、全然力になれなかったのがそこはやっぱり悔しいところですね、うん。

――力になれなかったとは

なかなかやっぱり、そのチャンスをものにできなかった。そこに尽きますね。

――途中加入での難しさもあったか

そうですね。初めての経験ですし。やっぱり環境だったり、そういうものに慣れていかないと、やっぱりダメな部分もありましたし、その中でやっぱり自分のプレーもすぐにパッと結果を出せるっていうところがちょっとできなかったですね。

――来季への課題は

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兵庫県出身。報徳学園、関大を経て、2007年に日刊スポーツに入社。
野球部に配属され、同年12月までアマチュア野球担当、 2008年から11年まで1期目の巨人担当、2012~13年まで西武担当(2013年はWBC担当)、2014~16年まで2期目の巨人担当、 2017~18年までアマチュア野球担当、2019~20年まで3期目の巨人担当、2021年は遊軍、2022年からDeNA担当。
身長169・5センチ、体重58~63キロをいったりきたり。