【金子真仁サンフランシスコ編Ⅲ】「ザ・ロック」の野球場に小さな壁穴/連載〈22〉

旅が好きです。日本の全市区町村の97・3%を踏破済みです。かけ算の世の中、野球×旅。お気楽に不定期で旅します。題して「野球と旅をこじつける」。仕事で奇跡的にロサンゼルスへ行ったばかりなのに、今度は遊びでサンフランシスコへ。円安なんて知るか。全3回でお届けしますが、やっぱり円安は怖かったです。今回は後編。

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■アルカトラズ島

船の上は風が強い。旅に出る前、西武の渡辺久信GM(58=当時はGM専任)に「サンフランシスコ、むかーし1回だけ行ったことあるな。寒かったなあ」と聞いた。

サンフランシスコは北海道とほぼ同緯度。しかも海の上。寒くて当然である。それでも水面をのぞけば野生のアザラシが楽しそうに泳いでいたりする。日本とはやっぱり違う。

船が向かうのは、湾上に浮かぶアルカトラズ島だ。「ザ・ロック」と呼ばれた監獄島だった。1930年代から約30年間、囚人たちが収容され、600近い監房があったという。

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1980年11月、神奈川県座間市出身。法大卒、2003年入社。
震災後の2012年に「自転車日本一周」企画に挑戦し、結局は東日本一周でゴール。ごく局地的ながら経済効果をもたらした。
2019年にアマ野球担当記者として大船渡・佐々木朗希投手を総移動距離2.5万キロにわたり密着。ご縁あってか2020年から千葉ロッテ担当に。2023年から埼玉西武担当。
日本の全ての景色を目にするのが夢。22年9月時点で全国市区町村到達率97.2%、ならびに同2度以上到達率48.2%で、たまに「るるぶ金子」と呼ばれたりも。