【金子真仁】西武「開幕は誰か」予想した経緯を、ここに公開いたします/前編

ペナントレースが開幕しました。西武は3月27日のロッテ戦(ZOZOマリン)に合わせ、ファンの皆さまに「開幕スタメン予想」企画を実施しました。私も便乗。開幕投手、そして開幕スタメンを予想した経緯を(社外秘の部分以外)前後編に分けてここに公開いたします。

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3月24日、記念撮影を行う、左から開幕投手の渡辺、西口監督、開幕3戦目投手の平良、開幕2戦目投手の武内

3月24日、記念撮影を行う、左から開幕投手の渡辺、西口監督、開幕3戦目投手の平良、開幕2戦目投手の武内


3月6日、企画発表


3月6日、日刊スポーツの創刊80周年記念日。西武球団が1つの発表をした。

「開幕スタメンを予想してください。締め切りは開幕戦当日の午前0時―。」

企画に携わる球団関係者からは「記者さんの立場だと微妙なのかもしれませんが、予想キャンペーン投稿もぜひご参加を…」と勧められた。微妙かどうかはあまり気にせず、参加することは即断した。

そもそも、それが担当記者の仕事でもある。開幕投手は誰か。公表されるまではチーム内でもトップクラスの「機密」になる。だからオールドメディアは…と言われるかもしれないが、スポーツ新聞は日刊スポーツに限らず代々、それを大事な仕事としてきた。

さらにいえば、ライバル紙よりいかに先に「それ」を報じるか。担当記者として会社の代表で球団取材を任されている人間としての意地でもある。

そもそもこの3月6日時点で私は、誰がライオンズの開幕投手を務めるか、ほぼ確信を持っていた。最終確認の作業はまだだったが、高確率で「彼」が開幕投手だと確信めいてはいた。

渡辺勇太朗投手、25歳。高卒生え抜き8年目の大型右腕で、3年連続Bクラスから脱するべきシーズンをスタートする―。


「隅田」

    

年明け早々に今井達也投手(27)のメジャー移籍が決まった段階から、開幕投手を見極める「戦い」が始まる。とはいえその時点では隅田知一郎投手(26)だと思っていた。


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1980年11月、神奈川県座間市出身。法大卒、2003年入社。
震災後の2012年に「自転車日本一周」企画に挑戦し、結局は東日本一周でゴール。ごく局地的ながら経済効果をもたらした。
2019年にアマ野球担当記者として大船渡・佐々木朗希投手を総移動距離2.5万キロにわたり密着。ご縁あってか2020年から千葉ロッテ担当に。2023年から埼玉西武担当。
日本の全ての景色を目にするのが夢。22年9月時点で全国市区町村到達率97.2%、ならびに同2度以上到達率48.2%で、たまに「るるぶ金子」と呼ばれたりも。