【金子真仁の獅子担日記7】本当にいつか時が解決してくれるのだろうか

飛び散る花粉もすさまじく、いよいよ3月。27日には26年のペナントレースが開幕し、あとは「止めて」と言っても止まらない旅路に。特に若手選手には最後のアピール時期に。私も猛烈な花粉症と闘いながら月3回の獅子担日記、3月の前編です。

プロ野球

■3月1日(日)

1カ月間のキャンプ取材を終えての宮崎空港での話の続き。手荷物検査後に搭乗ロビーへ。イスはたくさんある。

ワタクシ、右往左往。席がない。厳密に言えばポツポツと席は空いているけれど、その近くには例外なく西武関係者(と他球団関係者)の誰かが。ずうずうしい性格ならば選手の隣にでもドシンと座って仕事をできるのだが、割とデリケートだったりする私はそれができない。

さまよっていると、後ろを振り返った西川愛也外野手(26)と目が合った。「あれ、どうしたんすか? 飛行機何時っすか?」。

いやぁ、さすがに今日は混んでるね―。そんな軽い言葉に対して「ここ、空いてますよ」と提案してくれる西川は、なんていい若者なんだろう。

自主トレで後輩に声をかける西武西川(2026年1月19日=撮影・金子真仁)

自主トレで後輩に声をかける西武西川(2026年1月19日=撮影・金子真仁)

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1980年11月、神奈川県座間市出身。法大卒、2003年入社。
震災後の2012年に「自転車日本一周」企画に挑戦し、結局は東日本一周でゴール。ごく局地的ながら経済効果をもたらした。
2019年にアマ野球担当記者として大船渡・佐々木朗希投手を総移動距離2.5万キロにわたり密着。ご縁あってか2020年から千葉ロッテ担当に。2023年から埼玉西武担当。
日本の全ての景色を目にするのが夢。22年9月時点で全国市区町村到達率97.2%、ならびに同2度以上到達率48.2%で、たまに「るるぶ金子」と呼ばれたりも。