【高校野球週間リポート7】ご当地ヒーローが新聞1面に…地ネタ拾いに鳴尾の街を歩く

第106回全国高校野球選手権大会、平たく言えば「夏の甲子園」は中盤戦に入っています。日刊スポーツも全国の担当記者が関西に集結し、必死に取材中。いくら寝ても疲れが取れないですが、最後までしっかり完走します。いろいろ楽しみながら。

高校野球

【8月11日(日)】やってみたいな―深夜の山下り

聖光学院(福島)の取材をした。東北地区の代表6校は東北総局のH記者に任せているが、シフトの都合上、私が代わることになった。

感慨深い。母が福島・猪苗代の出身で、私は会津若松の病院にて里帰り出産でこの世に生を受けた(らしい)。10年ほど前に当時の産科医に〝再会〟したのもいい思い出だ。

聖光学院はどんな学校なんだろう。勝手な印象で関西出身の選手が多いのかな…というのがあった。だから「山下り」を知って、けっこう興奮した。

福島市の西の山岳地帯に「吾妻小富士」という場所があり、なんとなくアメリカ西部を想起させるような荒涼たる光景が広がる。

その周囲の山の頂上を深夜に1分置きに1人ずつ下山し、恐怖の静寂を体験して己を整えるのだという。どんな感情になるのだろう。18歳の彼らとはまたきっと違うはず。やってみたいな―。ちょっと思った。

【8月12日(月)】東海大相模・原俊介監督との縁

担当させていただく東海大相模が初戦を迎える。原俊介監督(47)は、かつて巨人担当記者だった時に1~2年、接点があった。名刺を交換した時に「そうですよね~」と。

20年たってお互い立場も変わって、自分も人間なんだなとつくづく思う。年をとるんだな。体力も落ちるんだな。ずっと若いつもりでいたいのに、現実では老いているんだな。原監督は、だいぶおなか周りが大きくなったな。

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1980年11月、神奈川県座間市出身。法大卒、2003年入社。
震災後の2012年に「自転車日本一周」企画に挑戦し、結局は東日本一周でゴール。ごく局地的ながら経済効果をもたらした。
2019年にアマ野球担当記者として大船渡・佐々木朗希投手を総移動距離2.5万キロにわたり密着。ご縁あってか2020年から千葉ロッテ担当に。2023年から埼玉西武担当。
日本の全ての景色を目にするのが夢。22年9月時点で全国市区町村到達率97.2%、ならびに同2度以上到達率48.2%で、たまに「るるぶ金子」と呼ばれたりも。