【日本ハム万波中正】思いたっぷり6800文字「全試合出て優勝してMVP取る」

日本ハム万波中正外野手(24)が、プロ7年目の目標にチームの優勝とMVPを掲げました。

1月前半に渡米し、アリゾナの施設で自主トレを行いました。16日に千葉・鎌ケ谷で公開した自主トレでも、米国仕込みの犬の訓練用道具を用いた打撃練習を行いました。トレーニングの意図や、今季にかける思いをたっぷり語りました。

プロ野球

◆万波中正(まんなみ・ちゅうせい)2000年(平12)4月7日、コンゴ出身の父と日本人の母の間に生まれた。東京都出身。小2で野球を始め、開進二中では東練馬シニアに所属。陸上部では砲丸投げで都大会優勝。横浜高では2年夏、3年夏、甲子園出場。18年ドラフト4位で日本ハム入団。19年8月14日ロッテ戦で1軍デビュー。23年ベストナイン、23、24年ゴールデングラブ賞。24年は136試合、128安打、打率2割5分2厘、18本塁打、60打点、2盗塁。プロ通算428試合、354安打、打率2割4分1厘、62本塁打、187打点、4盗塁。192センチ、99キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1億6500万円。

米国で1週間みっちり自主トレ

日刊スポーツ北海道版1月17日付1面

日刊スポーツ北海道版1月17日付1面

―現在のコンディションは

コンディションはまあまあ。体はとりあえず元気です。あとはいろいろなことに挑戦しています。自主トレ、キャンプと経て形になっていけばいいかなという感じです。

―昨シーズンを振り返って

チームとしてはこの先優勝目指してますし、何年も。その足掛かりとしてはすごくいい1年だったかなという風に思いますし。

そういう中で1年間、離脱せずにやれたのはすごくよかったと思いますけど。望んでいる数字とは言えない結果だったので。そこは自分自身今年、もっといい結果を残したいなというのは当然ありますし。そんな感じですかね。

―昨シーズン、足りなかった部分や、レベルアップしたい部分は

足りないって言ったら全部足りないんですけど、特にオフなんでバッティングとフィジカルトレーニングをずっとやっていて。体に関しての課題もちょっとアレしてますし。

技術的にはこの前ちょうどアメリカに行って、1週間みっちりいろんなこと教わって。すごいいろんな課題が見つかったんで。1個に絞って言えない。技術的にかなりいろんなことを修正というか、レベルアップ。そういう意図で練習していますね。

―トレーニングで変化を加えた部分は

やってるトレーニング自体は大枠は一緒は一緒なんですけど、シーズン中も常にトレーニング内容は変化していくような感じでやっているので。

難しいですね。うまく説明できないです。ウオーターバック、振り回したりしてます。

新しい練習法を教わって始めた

自主トレで犬用のフライングディスクを手に打撃練習する万波

自主トレで犬用のフライングディスクを手に打撃練習する万波

―打撃練習で三角の器具を使っていた

三角の面をカメラの方になるべく長い時間向けて振るっていうのが目的で。何をしたいかというと、僕、すごく手首、かなり早く返しちゃう癖とかありまして。

で、このバッティングのスイートスポットって言われる、ベースから、この辺(捕手の少し前)をより長くバットの芯が通過できるようにっていう意図で練習してて。手首が早く返っちゃうと、バットが返った瞬間にやっぱりバットの軌道が変わってきてしまうので。なるべくバットを長くこの状態(ディスクの面が投手に向く)で出したいという。

で、それで当たる確率を限りなく上げたいというので練習してて。あの三角形が返ってきてしまうと、手首も一緒に返ってきて、バットも返ってきてというふうになるので。それをなるべく。実際に完全にこっち(投手側)に向いてるのは無理なんすけど、なるべくそれが長い時間こっち(投手)側に向いてる意識でっていうので。

少しでもこういうことをしてハンドファーストというか、この時間をとにかく長くできるようにっていう意図でやってます。

―そのトレーニングは今年から

ほんとに最近で。アメリカ行ってから教わって、で、始めたって感じです。

―今シーズンに向けて、今後トレーニングで具体的に詰めていく部分は

体の使い方もそうですし、バッティングもそうですけど、ちっちゃい動作というか、オーバーな動作をなしに、割れとかねじれを作るみたいなのとかは、難しいですけど取り組んでることの大きいテーマでもあるんで。

最終的にはバッティングで、そのちっちゃい動作で割れとかねじれを作るためにトレーニングをしてる感じなんで、最終的にはそこに向かって技術的な野球の練習とフィジカルトレーニングで、最終的にそういう同じゴールに、1個のゴールに向かっていければいいかなというのは当面の目標というか。

かなり長いこと、そういう目標で、シーズン始まっても継続してそういう形にしたいと思います。

―今シーズンの目標は。チーム、個人として

チームとしては当然優勝っていうところが目標ですね。

個人的な目標もやっぱり優勝って言えますけど。僕個人のってなったらMVP取りたいなというのがめっちゃあって。

チームの優勝、特に今もプロ野球は優勝チームから基本的にMVP選ばれるんで。やっぱり優勝して、個人的にはそこ取れたら最高かなと思ってるんで。全試合出て優勝してMVP取るっていう、これが今年の3つの大きな目標かなと思います。

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1973年7月生まれ、茨城県水戸市出身。水戸第一、早大卒。06年、北海道日刊スポーツ新聞社入社。09年からコンサドーレ札幌担当を8年務め2度のJ1昇格を経験。17年からアマ野球担当、23年から日本ハム担当。
中学まではサッカー、両親が指導者だった影響で高校、大学はフェンシングに励み00年富山国体出場。パリ五輪フェンシング団体金メダルメンバーの永野雄大選手は従兄弟の長男。
学生時代までは野球とほぼ縁のない人生だったが、中1で初めて後楽園球場での巨人阪神戦に連れて行ってもらい、財布を落とす。岐阜県恵那市の方が神田の警察署に届けてくださり、2000円ほど入った財布を、倍以上の交通費をかけて、水戸から東京まで受け取りに行った苦い経験あり。