【西武篠原響】153キロ「えぐい」18歳ドラ5右腕赤マル急上昇! 3つの「なぜ」に迫る

西武のドラフト5位、篠原響投手(18)の名が他球団ファンにも知られ始めました。2軍で打者72人連続無四球、最速153キロ。あの大打者も3球三振に。ドラフト会議前は取り上げるメディアも皆無だった投手が、なぜ急に。春野キャンプのブルペン数球だけで目を奪われた記者が、久しぶりにゆっくり話を聞きました。

プロ野球

◆篠原響(しのはら・ひびき)2006年(平18)9月20日生まれ、愛知県出身。福井工大福井から24年ドラフト5位で西武入団。50メートル走6秒4、遠投110メートル。178センチ、76キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸700万円。

最速153キロ、2軍戦72人連続無四球をマーク、「やばい」「えぐい」と評されるように

最速153キロ、2軍戦72人連続無四球をマーク、「やばい」「えぐい」と評されるように

4月4日2軍戦、スコアボードに「156」

篠原響が156キロを出した―。SNS上に広まった。4月4日、ハードオフ新潟での2軍オイシックス戦でのこと。

スコアボードに「156」と表示されたという。その球は球団計測では151キロ。篠原本人も「156は出てないです…」と苦笑いする。

似た体格の健大高崎・石垣元気投手(3年)が昨秋に球場表示で158キロを出した時も「出てないです」と笑っていた。メディアは周囲はどうしても〝そっち〟の数字を優先する。

ただ篠原は「最近は153キロは出るかなって思えるようになりました」とは口にする。高校時代は最速149キロだった。最速というか、最大瞬間風速だ。

セットポジションからコンパクトなフォームで、ギュイーンと音が聞こえるような直球を捕手のミットに収めていく。その様を表現するならば「収納」。

春野キャンプで目を奪われた。はっきり言うなら、声を出さずに興奮していた。チーム内の声を聞く。「ドラ1級」「これでドラフト5位なの?」「やばい」「えぐい」。

ペナントが始まっても、NPB2軍の打者陣相手にどんどん収納していく。ヒットが出るたびに相手ベンチが盛り上がるほど。「簡単には打てない投手」のラベリングがされた。

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1980年11月、神奈川県座間市出身。法大卒、2003年入社。
震災後の2012年に「自転車日本一周」企画に挑戦し、結局は東日本一周でゴール。ごく局地的ながら経済効果をもたらした。
2019年にアマ野球担当記者として大船渡・佐々木朗希投手を総移動距離2.5万キロにわたり密着。ご縁あってか2020年から千葉ロッテ担当に。2023年から埼玉西武担当。
日本の全ての景色を目にするのが夢。22年9月時点で全国市区町村到達率97.2%、ならびに同2度以上到達率48.2%で、たまに「るるぶ金子」と呼ばれたりも。