【チーム日本の言葉〈女子フリー編〉】かおまい完走、2人で25試合「やっぱいいな」

フィギュアスケートで2年に1度行われる団体戦「世界国別対抗戦」は14日、東京体育館で大会2日目を迎えました。

女子フリーでは、3月の世界選手権で2連覇の坂本花織(23)、GPファイナル覇者の三原舞依(23=ともにシスメックス)が大きな声援を浴びました。ともに10試合以上を戦い抜いてきた疲れはあるなかで、この日はジャンプに転倒はありながら、今季最後の輝きを放ちました。それぞれのシーズン総括などを「チーム日本の言葉<女子フリー編>」としてお届けします。

フィギュア

〈世界国別対抗戦〉◇4月14日◇東京体育館◇女子フリー

女子フリーギャラリー

【女子フリー成績】


順位名前女子フリー
1イ・ヘイン(韓国)148.57
2坂本花織(シスメックス)145.75
3キム・イェリム(韓国)143.59
4イザボー・レビト(米国)142.65
5三原舞依(シスメックス)131.21
6アンバー・グレン(米国)128.46
7レア・セルナ(フランス)117.54
8ララ・ナキ・グットマン(イタリア)116.83
9マデリン・シーザス(カナダ)115.12
10ロリーン・シルト(フランス)114.28
11アンナ・ペゼッタ(イタリア)106.30
12サラ・モード・デュピュイ(カナダ)94.44
女子フリー、華麗な演技でファンを魅了する坂本

女子フリー、華麗な演技でファンを魅了する坂本

坂本花織「幸せって言ったら舞依ちゃんが…」/フリー2位

――今季を振り返って

坂本 今シーズン、本当にシーズン最初は大変な思いして。世界選手権でメダルを取って、オリンピックでもメダルを取って、その翌シーズンというのは本当に大変というのは、周りからは聞いていたんですけど、こんなにも大変なのかというのは感じてて。休んだ方が正解だったかなとか最初は思う部分あったんですけど、やっぱり続けてきたからこそ感じられるものもあったし、今季やってみて、学ぶことが今まで以上にたくさんあったので、気持ちの面も体の面も強くなれた。その中で全日本と世界選手権を連覇できたのは、本当にうれしいことだし、自信になりました。

――次のシーズンへの期待はありますか。

坂本 来季は、今季ほどつらくならないんじゃないかなと思ってるし、しっかり結果を残してこそ証明出来ると思っているし、来季はシーズン最初から良い成績を残せるようにしたいなと思ってます。

――三原舞依選手と泣き合う姿がありました

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スポーツ

阿部健吾Kengo Abe

2008年入社後にスポーツ部(野球以外を担当します)に配属されて15年目。異動ゼロは社内でも珍種です。
どっこい、多様な競技を取材してきた強みを生かし、選手のすごみを横断的に、“特種”な記事を書きたいと奮闘してます。
ツイッターは@KengoAbe_nikkan。二児の父です。