~150秒にかける青春・写真特集~ディビジョン1決勝全チーム掲載!輝く結晶〈2〉

全てのチームに感動がある。1月27~28日に東京・武蔵野の森スポーツプラザで開催されたチアリーディングの全日本高等学校選手権大会。そこには、たくさんの笑顔と涙があった。ディビジョン1決勝に進んだ全チームを紹介する写真特集の第2弾。20位から35位と、演技中のケガで審査対象外になった中京大中京までの16校を掲載する。

その他スポーツ

〈全日本高等学校選手権大会 写真特集〉

【150秒にかける青春・掲載予定】

☆梅花高校~準Vから目指す日本一(2月16日配信予定)

☆興南高校~沖縄勢初の決勝進出(2月23日配信予定)

 3月もチアの記事が盛りだくさん!

第2弾は20位からの16校
中京大中京も頑張った!

チアリーディングの美しさは、過酷な練習があって、より一層輝きを増す。

笑顔の裏側には、たくさんの汗と涙が隠されている。

流れるようなタンブリング。

高さがあり、人が山を描くように重なるスタンツ。

まるで格闘技をしているかのようにケガは絶えない。

練習を見ていると太ももや腕、指…。

いたるところにテーピングが巻かれている選手がいた。

そして、この大会中にもアクシデントはあった。

ディビジョン1の決勝。

突然、選手のケガによりストップがかかる。

一度、他のメンバーは青マットを離れた。

中京大中京は演技中断による審査対象外となり、順位はつかなかった。

それでも再びマットに戻り、演技する機会に恵まれた。

ケガをした選手は車椅子で、仲間の150秒を見つめていた。

彼女の背中と、仲間たちの演技が重なる。

悔しかっただろう。

引きあげていく際、目には涙がにじんでいるようにも見えた。

いつの日か、青春時代の1ページを思い出した時、きっと、あの日の悔しさも輝く記憶として刻まるだろう。

努力を重ねてきた人にしか分からない。

必死に1つの目標を追い続けてきたからこそ、悔しさや、それとは正反対でもある喜びという感情が芽生える。

それは頑張ってきた人だけの勲章。

江口和貴カメラマンが撮影したディビジョン1の決勝で演技をした全チームを2回に分けて掲載する企画の第2弾。

みんなが輝いた瞬間―。

【全日本高校選手権大会】

〈自由演技競技ディビジョン1 最終成績〉

1位箕面自由学園、2位梅花高、3位目白研心

4位如水館、5位東京高、6位千葉明徳、7位愛工大名電、8位大産大付、9位横浜女学院、10位広尾学園、11位神奈川県立茅ケ崎高、12位福岡大大濠、13位成立学園、14位神奈川県立住吉高、15位広島県立瀬戸内高、16位日大高、17位法政第二、18位日大習志野、19位都立雪谷高

20位法政大高、21位国士舘高、22位恵泉女学園、23位相模女子大高、24位清林館高、25位札幌旭丘高、26位駒沢大高、27位流通経大柏、28位日本女子大付、29位静岡北高、30位大阪学院高、31位神奈川県立生田東・百合丘高、32位女子聖学院高、33位都立新宿高、34位興南高、35位富山商

審査対象外=中京大学附属中京(怪我による演技中断)

会員限定ページにはディビジョン1の20~35位までの全チームと中京大中京の写真を掲載!

日刊スポーツプレミアムのチア・インスタグラム(cheer_nspo_mashiko)に届いた全日本高等学校選手権大会の感想と今後の目標も全員を掲載しています。

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編集委員

益子浩一Koichi Mashiko

Ibaraki

茨城県日立市生まれ。京都産業大から2000年大阪本社に入社。
3年間の整理部(内勤)生活を経て2003年にプロ野球阪神タイガース担当。記者1年目で星野阪神の18年ぶりリーグ制覇の現場に居合わせた。
2004年からサッカーとラグビーを担当。サッカーの日本代表担当として本田圭佑、香川真司、大久保嘉人らを長く追いかけ、W杯は2010年南アフリカ大会、2014年ブラジル大会、ラグビーW杯はカーワンジャパンの2011年ニュージーランド大会を現地で取材。2017年からゴルフ担当で渋野日向子、河本結と力(りき)の姉弟はアマチュアの頃から取材した。2019年末から報道部デスク。
大久保嘉人氏の自伝「情熱を貫く」(朝日新聞出版)を編集協力、著書に「伏見工業伝説」(文芸春秋)がある。