【札幌レター〈74〉/返信】データで見えてきたアマドゥ・バカヨコのプレースタイル

前回の「札幌レター」では、スコットランド1部ダンディーから北海道コンサドーレ札幌に完全移籍で加入したシエラレオネ代表FWアマドゥ・バカヨコ(28)の生い立ちに迫った。今夏6人目の補強選手のプレースタイルとは? 石川秀和記者が昨季のデータなどを分析してもらった。

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前回は「タフな個性派アマドゥ・バカヨコ シオラレオネ出身、190cmのFW」と題して、Jリーグ初のシエラレオネ国籍選手について紹介した。現在J1最下位の札幌が、残留に向けて得点力アップを目指して獲得したストライカー。石川記者からの返信編では、札幌でどんな役割を果たしてくれそうか、探ってくれた。

◆アマドゥ・バカヨコ(AMADOU BAKAYOKO) 1996年1月1日、シエラレオネ・ケネマ生まれ。イングランド・ウォルソールの下部組織から2013年にトップチーム昇格。同コベントリー、ボルトン、フォレストグリーンに所属し、昨季はスコットランド1部ダンディーに期限付き移籍して37試合6得点。2022年シエラレオネ代表に選出され、国際Aマッチ12試合3得点。190センチ、80キロ。背番号は20。家族は妻と2男。

左足での得点、アシスト

190センチの高さだけではなさそうだ。今夏6人目の補強となったシエラレオネ代表FWバカヨコ。Jリーグ初のシエラレオネ国籍選手はどんなプレーをするのか? 札幌担当保坂記者のレターを受け、これまでのデータを分析した。イングランドの2、3部リーグやスコットランド1部に所属してきたが、利き足の左足でのゴールやアシストの多さが強調され、起用法のヒントもうかがい知れた。

札幌に加入したアマドゥ・バカヨコ(右)(撮影・保坂果那)

札幌に加入したアマドゥ・バカヨコ(右)(撮影・保坂果那)

昨季はスコットランド1部ダンディーFCでリーグ戦37試合に出場し、6得点5アシストとまずまずの成績を残した。190センチのイメージとは異なり、得点部位は左足4点、右足2点。セットプレー時の「オフェンス・リバウンド」を足で押し込んだものが3点を占めた。高さを生かした頭でのゴールはなかったが、保坂記者の報告によれば、来日後の練習試合で既にCKから頭でゴールを決めており、セットプレーの得点源として期待が高まる。

屈強なDFがそろったスコットランドリーグではヘディングでゴールを決めることはできなかったが、アシストはその高さを生かしたものが多く、ハイボールを頭で落として記録したパターンが2度あった。Jリーグにおいてはゴール前のターゲットとして目立つ存在になることだけは間違いない。

J1残留のための役割は?

子供のころからの憧れという元オランダ代表FWアリエン・ロッベンのような切れ味鋭いドリブラーではないようだが、同じ利き足の左足で出す丁寧なラストパスは印象的で、数多くのチャンスを演出していた。さらに、札幌でプレーするには欠かすことのできない、前線からの献身的な守備も光った。

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スポーツ

保坂果那Kana Hosaka

Hokkaido

北海道札幌市生まれ。2013年から高校野球などアマチュアスポーツを担当し、2016年11月からプロ野球日本ハム担当。
2017年12月から北海道コンサドーレ札幌担当。冬季スポーツの担当も務め、2022年北京五輪ではノルディックスキー・ジャンプや複合を取材。