【宇都宮ブレックス〈68〉】村岸航 変心・変身(下)

11日の秋田ノーザンハピネッツ戦で、村岸航選手はこれまでにない気迫を見せました。ケビン・ブラスウェルHCから「もっとアグレッシブに」と言われ続け、自らも積極的に点を取りに行くマインドセットにたどりつきました。また、筑波大の後輩・星川開聖選手の加入も大いに刺激になったようです。心の成長はテクニックの成長ももたらし、プレー面での引き出しを増やしています。脱皮しつつある村岸選手のストーリー、後編です。

バスケットボール

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【次回予定〈69〉独自写真で振り返る前半戦】

14日のワークアウトでフローターシュートの練習を行う村岸選手

14日のワークアウトでフローターシュートの練習を行う村岸選手

「ああいうのが体に染みついてくると」

4日の佐賀バルーナーズ戦。村岸選手は第4クォーター残り4分30秒から出場し、2本の3ポイントシュートを決めました。

特に2本目は、右にドリブルしながら急停止し、左にステップしながら、高島紳司選手のスクリーン(壁)によってできた相手守備のズレを利用して成功させたもの。村岸選手が新たに獲得した技を駆使したものでした。

村岸2本目のスリーは、竹千代さん(生野竹千代デペロプメントコーチ兼通訳)とのワークアウトで、直前に練習したばかりのムーブでした。ああいうのが体に自然に染みついてくると、もう本当に躊躇なく打てますし、あれが入れば次、どんどん違う攻め手も増えていきます。あれはすごく良い収穫でした。

―狙っていたプレーですか、それとも瞬時に体が反応したのですか

村岸状況を見ながらプレーしようと思っていたんですが、ちょうど練習していたムーブができる状況が訪れてくれました。

選手のスキルアップを担う生野竹千代デペロプメントコーチ兼通訳

選手のスキルアップを担う生野竹千代デペロプメントコーチ兼通訳

取材を行った14日のワークアウトでも生野竹千代コーチからいろんなパターンの3ポイントシュートを習っていました。星川選手、石川裕大選手とともに2時間近く打ち続け、3人の中で最も高い成功率でした。

村岸いえ、今日はちょっと調子が悪かったです。しっかり決めなきゃいけないという部分がありました。

―3ポイントシュートラインから少し離れて、ディープスリーの練習もされていましたね

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1988年入社。プロ野球を中心に取材し、東京時代の日本ハム、最後の横浜大洋(現DeNA)、長嶋巨人を担当。今年4月、20年ぶりに現場記者に戻り、野球に限らず幅広く取材中。