【星川堅信】小説を書くBリーガー(下)

越谷アルファーズの星川堅信選手へのインタビュー2回目です。愛情あふれた両親に育てられ、感受性を豊かに育んできた星川選手は高校進学以降、自らいろんな決断をして道を開いていきます。地元のクラブで憧れの宇都宮ブレックスではなく、越谷アルファーズでプロキャリアをスタートさせた理由も正直に話してくれました。(インタビューは昨年11月29日に行いました)

バスケットボール

◆星川堅信(ほしかわ・けんしん)2001年11月1日、栃木県宇都宮市生まれの23歳。小学校低学年からバスケを始め、強豪・鬼怒中学校から洛南高校に進学。早大に進み、1年時から2年間は宇都宮ブレックスの特別指定選手としてもプレー。昨季、越谷アルファーズに加入した。3歳下の弟・開聖選手は今年1月に宇都宮ブレックス入りした。190センチ、92キロ。ポジションはスモールフォワード。

ルーズボールに飛び込み、ボールを離さない星川選手(2024年10月19日の島根スサノオマジック戦)

ルーズボールに飛び込み、ボールを離さない星川選手(2024年10月19日の島根スサノオマジック戦)

留学生を倒すために洛南高校に進学

―高校で洛南に入りますが、過去の記事によると福岡第一や開志国際の選択肢もあったそうですね。なぜ、洛南を選んだのですか

中学校の時に部活とは別にクラブチームに入っていて、そのクラブのコーチが女性の方なんですけど、その方に最初育ててもらって

―いろんな本を読みなさいとアドバイスしたコーチの方ですね

はい。教員をされている方で。その方の繋がりで(福岡第一の)井手口先生や(開志国際の)富樫先生とチームとして練習させていただくことがあって、どちらも留学生がいるので高校生になったら留学生と一緒にやりたいな、どちらかに行きたいなとずっと思っていました。

そこで、洛南からオファーをいただきました。洛南は留学生がいないし、日本人だけかって最初はそういう感じだったのですが、父親と母親が「練習に行ってみたらいいじゃないか」というので、行かせてもらいました。そうしたら、日本人だけで留学生のいるチームに勝つためにはどうすればいいか、具体的には(同じ京都にある)東山にどうやって勝つか、そこの精度を高めるための練習をしていて、そこにすごく魅力を感じました。

―洛南の吉田先生に取材したことがあります。留学生を倒すためにどうするかということと、オールラウンドの選手を育てるということを強調されていました

その時の洛南には4ポジ(パワーフォワード)をできる人間があまりいなくて、試合でも使ってもらったりしたんですが、インサイドをやれというよりは、留学生とマッチアップしながら、外からどうやって打つかとか、大きい選手たちを相手にして、外からどうやってプレーするかを教えていただきました。今につながっていることがたくさんあります。

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1988年入社。プロ野球を中心に取材し、東京時代の日本ハム、最後の横浜大洋(現DeNA)、長嶋巨人を担当。今年4月、20年ぶりに現場記者に戻り、野球に限らず幅広く取材中。