12月に大村で初開催されるSGグランプリまで、残り2カ月余りと、日に日に緊張感が高まっている。

大村ボートは現在、グランプリに向けた施設改修の工事が行われている。観戦スペースは、2M側にスタンド別館ができる。3階建てで1階にはミニステージがあり、2階が観客席になる。水面側のウッドデッキも拡張し、雨よけも設置。これで雨が降っても、屋外で観戦できる。ロイヤルスタンド前は芝生スペースとなり、いろんな場所で観戦できる。

1M側に建てられる防風ネット
1M側に建てられる防風ネット

レースに関わってくるのは、1M側に建てられている防風ネット。特に冬場、北風(ホーム向かい風)が吹くと、4メートル前後でも水面が荒れることがあったが、これで軽減される。

また、バスケットゴール、スケートボード場があったエクストリーム広場は「コミュニティーパーク」としてリニューアルする。スケートボード、ボルダリングができる施設が建設中で、周辺は芝生公園になる。

大村市ボートレース企業局の担当者は「いろんな世代の方が交流できる施設がテーマ。いろんな方のコミュニティースペースになってもらえれば」という。改修工事は11月中旬の完了を見込んでいる。年末の大一番に向けてファンを迎え入れる準備は進んでいる。完成すればボートファンも、そうでない人も、さらに楽しめるようになる。