【東和弘・オレに任せろ】

 メンバーの枠番が決まった時はインの寺田千恵か、4カドの山川美由紀を推すつもりでいた。しかし、両者とも前検でいきなり黄色信号がともった。ともに、新ペラでの出走を余儀なくされそうな雰囲気だ。そこでさっそく方向転換。初日は成長著しい、3枠の松本晶恵を推す。

 まず、6人の中で最も気配が良かった。手にした63号機は複勝率53・9%。数字通り、丸亀のエース級エンジンのひとつだ。松本自身も「足合わせや、試運転でのターン回りはいい時の雰囲気でした」と手応えをつかんだ。

 昨年の三国大会でも優出した。結果は6着に終わったが、この1年でさらに成長を遂げ、今年は選考順3位でドリーム戦に選ばれるまでになった。これまで同期の平山智加の陰に隠れていたが、道中のハンドルワークはめきめき上達し、さばきのうまさは女子有数の存在になっている。

 スリット隊形を想像すると、1Mはまくりより、まくり差しの流れとみた。手応えを得た回り足を生かし、3コースから内2艇の間を鋭く割る。相手はまず寺田。気配劣勢でもインの利は大きいとみた。そして、平山と遠藤エミ。アウトからでも展開を突けるスピードの持ち主だけに、この2人は外せない。よって、(3)(1)、(3)(5)、(3)(6)流しの12点で勝負する。