田頭実(56=福岡)が持ち味のスタート攻勢を決めて先マイ。毎ターン迫ってくる安河内健を振り切って下関は6度目、通算82度目の優勝を飾った。

まさに田頭が本領を発揮したニッカン・コム杯だった。4連続ゼロ台スタートで迎えた優勝戦もコンマ09の踏み込みと文句なしのスリット。外を握った安河内が2着、3着は差しに構えた原田幸哉で決着した。田頭は3月5日からの三国一般戦で2連続優勝に挑む。

なお、エンジンは使い納めのシリーズで田頭が51号機にパワーを注入し、通算2度目のV機となった。