【予選サバイバル】

 毒島誠の舟足は仕上がっている。3日目9Rをインから押し切り、今節2勝目を手にした。「今が一番いいですね。少しターンで行き過ぎたと思ったけど、そこから舟が返ってきた。この状態なら昼でも夜でも大丈夫です」。準優へは2走13点が必要だが、見通しは明るい。当地は13年にSG初制覇を飾った思い出の水面でもある。「レースに集中するだけです」と言葉に力を込めた。

 ここまで勝利がない萩原秀人だが、舟足的には上位の一角にランクする。3日目7Rも大外からしぶとく3着を確保し「エンジンはいいですよ。ここからはスタートは全速でコンマ10を行きたい」と気持ちを奮い立たせる。2走12点のノルマ克服を目指し、強気な攻めを繰り出す。偉業に挑む石野貴之も5走して勝利がない。9Rは1着がノルマ。気配的には平凡だが、残ったのは1号艇。まだツキは残っている。