決勝(23日11R)の共同会見が行われ、勝ち上がった9人が作戦、調子、意気込みなどを語った。

【1】神山雄一郎(47=栃木) 初日から余裕を持ってレースできているし、いい雰囲気が出ています。準決も同じ感じでした。ただ、あのメンバーで、あの位置(最終バックを過ぎて4番手)ですからね。きついかなと思いましたが、まさか突き抜けるとは…。決勝も新田君へ行きます。

【2】大塚健一郎(37=大分) 準決は原田(研太朗)君が頑張ってくれて、付いていて感じは悪くなかったですね。函館(サマーナイトフェスティバル)ではいまひとつだったし、まだ完ぺきではありませんが、調整はうまくいっています。竹内君の後ろ。チャンスはあると思います。

【3】稲垣裕之(38=京都) シャイニングスター賞で主導権を取れたことが自信になって、準決も不安なく仕掛けられました。体調を崩してからなかなか戻りませんでしたが、感触は日に日に上向いています。近畿のみんなに助けられてきたので、その気持ちを大事にしながら走りたい。自力で。(稲川)翔君と2人で頑張ります。

【4】竹内雄作(27=岐阜) 初めてのG1決勝。無我夢中で、実感が沸きません。調子はどんどん良くなっています。準決は先行しか考えずに、踏み出した瞬間に「行ける」と思って巻き返せたから、一番うれしい勝ち方。追加で岐阜(G3)が入って、調整が思うようにいかなくて、不安もありましたが、これでプラスにとらえられます。大塚さんに任せてもらえたので、自分の力と持ち味を出し切りたい。

【5】渡辺晴智(42=静岡) 調子はいいです。最高のところで、やっと結果を出せました。いい練習相手、ラインのおかげですね。準決と同じ並び(桐山の後ろ)でいかせてもらいます。

【6】武井大介(34=千葉) S級に上がってから競走が続いていたので、ここに向けて何かやったということはありません。ただ「地元G1だから頑張ろう」と。初日は根田(空史)君に付きバテしたし、調子はいまいちでした。気持ちは入っていましたが、まさか自分が決勝とは…。(桐山-渡辺の)3番手です。

【7】新田祐大(29=福島) 準決は岩本(俊介)さんの力強い先行をイメージして組み立てました。でも思ったレースにならなくて、力を出し切れるところから行こうと…。きのう(2予)は思い通りのタイミングで駆けたし、反応はいいです。ダービーからここを目指して、しっかり仕上げて、やっとこの時が来ました。ラインは3・2・2・2ということで、走りやすいので頑張りたい。

【8】桐山敬太郎(33=神奈) 小田原(G3)は調整が間に合わなくて、かなり乗り込んでから高松(F1)に行きました。今回イチかバチかで臨んだんですが、初日にレースがなかったせいか、うまく疲れが取れたようです。準決はいつも通り決めずにいって、うまく反応して動いたレースだったからうれしい。決勝も先行を含めて何でもやります。

【9】稲川翔(30=大阪) 竹内君は、すごく強かった。自信を持ってレースしていましたね。最後は力負けでしたが、道中は余裕がありました。調子の判断は難しいですが、やっといいレースができるようになったかなと…。稲垣さんに付けます。

※冒頭から車番、選手名、年齢、登録地、コメント