梶田舞(29=栃木)が次々とくるピンチを乗り越えてコレクション初Vだ。

 検査日の10日は慌ただしかった。競輪場に着いてすぐに、右足指を自転車が入ったハードケースにぶつけ、さっそく患部をアイシング。その腫れが引くと、今度は片方だけ行方不明のアップシューズを探して検車場をうろうろ。けがは大事に至らず、シューズもすぐに見つかり「もう大丈夫」といたずらっぽく笑った。

 昨年9月のコレクション松戸ステージは、直前に練習で大けがした影響もあり5着に敗れた。「今回は状態がいいです」。リベンジを果たして、川崎ケイリンフェスティバルからの特別レース連覇を飾る。