オープニングの1Rは、ベテランの山口富生(47=岐阜)が勝ち名乗り。勝利者インタビューでは切れ味と同様に、滑らかな口調で活躍を誓った。

 目標の西村光太が先制し、4角で番手回りのチャンスを生かした。歴戦でも、G1の勝利は格別なもの。お立ち台で表情を上気させ、「うれしい。47歳、頑張った。こうちゃん、見てた」と、兄で日刊スポーツ評論家の山口幸二氏に呼び掛けた。検車場に戻ると「練習の成果が出た。中部のみんな、気合が入ると思う。もちろん、オレも」と、V戦線を賑わす構えだ。