果報を寝て待った阿竹智史(35=徳島)が、準決最後のイスに滑り込んだ。

 4人しか勝ち上がれない2予3着の4番手。この日は出走がなく、4日目の2予10Rが終わるまでの結果待ちだった。

 「決まるまでは宿舎で横になっていました。レース? 見てません。師匠の小倉(竜二)さんに見てもらって、教えてもらいました」と笑わせた。

 吉田拓矢と後閑信一が落車した、1予でも大波乱のレースで1着。これが勝ち上がりの決め手となった。今シリーズの運の良さは随一。準決10Rで幸運を生かせるか。