初のG1準決に張り切っていた桑原大志(41=山口)が準決9Rを3着で突破した。コメントこそ「決めず」だったが、「深谷(知広)君がハナを切る流れなら中部3番手かなと思っていた」と選んだ位置が大正解。

 山口支部登録の選手がG1の決勝に進んだのは90年、高松宮杯の関谷敏彦以来。デビュー20年でのG1ファイナルに「最終バックから記憶がありません。まだ実感がないけど、決勝は芸能人と走るような感じ?」とまさに夢心地だ。

 決勝は近畿単騎になった三谷竜生の番手を選択した。ライン細切れとはいえ、先行が考えられるのは三谷か深谷。展開によってはまさかのVも見えてくる。