初秋の京都で小倉竜二(41=徳島)が復活! 12Rで決勝が行われ、徳島の新鋭・太田竜馬が1周半先行で完璧にレースを支配。番手を回った小倉がゴール前で差し切り、05年大垣以来、7回目のG3制覇を飾った。2着は香川雄介。稲垣裕之-村上博幸の地元勢は、4番手まくりが不発に終わった。

 頼もしい後輩が12年ぶりのG3制覇を運んできた。太田が作り上げた絶好の展開に「4角からは思い切り抜きにいった。最後はかわされるパターンだったけど、香川さんが残してくれた」と満面の笑み。久々の美酒に浸ると同時に、希望も膨らんだ。「G1でも楽しみができた」。長く遠ざかるタイトルへ、若い太田の成長が光を当てた。

 また、9Rでブロックセブンが行われ、萩原孝之(40=静岡)が優勝。人気を集めた横山尚則はまさかの4着に終わった。【東和弘】