KEIRINグランプリ（GP）から中3日で参戦した清水裕友（25＝山口）が佐々木豪を目標に番手発進して大会連覇を達成した。G3優勝は昨年11月の防府以来で通算4度目。

Vゴールから息を切らして検車に戻ると、「豪のおかげ、ラインのおかげ」と連呼した。今節は調整不足による疲れを感じて迎えたが、日ごとに調子を上げた。決勝は佐々木が果敢に逃げた。だが、平原が中団に切り替えたことも分かった。「一瞬でもミスしたら駄目。うれしい」と負けられない展開をものにして充実感に浸った。

昨年も立川G3を制して2年連続GP出場の道筋をつくった。「去年は立川の後に体調を崩してけがもした。今年は途中で息切れしないように」。今年のテーマに掲げるG1初制覇と、年間を通しての活躍へ気を引き締めた。ブロックセブンは斎藤登志信が制した。【野島成浩】