学校時代は先行ばかりで1着2本、2着5本で順位も53位と下位クラスだった金ケ江勇気(21=佐賀)が実戦でめきめきと力を発揮してきた。

 7月のデビューからすでに優勝4回。111期が6人も決勝に進出した前走の千葉では追い込み勝ちで優勝。完全Vを決めた。奈良は初参戦だった8月にデビュー初優勝を飾ったバンク。「500バンクよりやりやすいです」と、初参戦の多い今節の111期9人の中では優位に立っている。得意のカマシ、まくりがさえにさえる。初日予選の6Rも大ベテランの竹野行登を連れ、武器のパワーを発揮して一気に決める構えだ。2場所連続完全Vと奈良連続Vへ向けて快走する。