選手会神奈川支部の川崎地区長を務める石井毅(46=神奈川)が、本業で存在感を示す。

デビュー26年目のベテランは、同じ川崎をホームにする選手たちのまとめ役や、JKA、施行者サイドとのパイプ役を担っている。4日にはファン入場を再開した川崎競輪場のイベントに尽力した。「たくさんファンが来てくれて良かった。イベントで紹介した新人は、初めてファンを間近に見た。刺激を受けたはず。弟子の永塚祐子もそう。ナショナルチーム入りした佐藤水菜は、少し前にミニ壮行会で励ましたんだ」。

多くの話題にふれた後、初日特選9Rの番組を見て自然と背筋が伸びた。「三重の2人(谷口明正-萩原操)は師弟関係。すごいパワーが出るはずだし、地元ならなおさら。俺も師弟の力にあやかりながら頑張る」と、地元3番手を表明。確定板入りへ思いを巡らせた。