山口貴弘(42=栃木)がMVP級の仕事を見せた。

準決7Rは、突っ張る竹山陵太に対して、菊池岳仁が強引にカマして出た。A級ではトップクラスの主導権争い。並の追い込み型なら離れるところだが、必死に食らい付いて2着を確保した。

「前が強過ぎる。1度も力が抜けるところがなくて、きつかった」と、レース後は敢闘門の裏側に座り込み、しばらく動けないほど疲弊していた。