ベテラン梶応弘樹(55=愛媛)が元気いっぱいの1、2着で決勝に進んだ。

予選は今野大輔の番手で好展開も味方にできたが、準決7Rは目標の松本卓也が打鐘4角から反撃も九州ラインをたたけず不発。そこを梶応は、九州3番手の荒木真慈をさばいて3番手を確保し、ゴール前は外を踏んで2着に食い込んだ。

「無理やりでも内だったよな。名川(豊)がきっちり締めてたから外を踏んだけど、俺の持ち味じゃなかった」と苦笑いした。

昨年は前半は左ひざを痛め、6月にレースに復帰してからもうすぐ1年。順調に成績も戻りつつあるが「(競走得点)90点の壁があって、ここから点数を上げるのが大変」。

それでも、準決の動きを見ると切れ味はかなり戻っている。決勝も勝負強さを発揮する。