小林令(25=山梨)は、4連続優勝中と結果は出ているが、モヤモヤを感じていた。

「後輩が頑張ってくれて勝てている。それでいいのかなって。気持ちとかみ合っていなかった」と話した。そんな時、意外な人からTwitterにリプが来た。東京五輪代表の新田祐大からだった。「新田さんみたいな強い選手でも、そういう思いがあったんだって。モヤモヤは自分で解決して答えを出すしかないけど、うれしかった。いつか会う機会があれば直接お礼を言いたい」。

新田にも届くように走りで応えたい。

前検日の午前中に函館に着くと、その足で朝市へ向かった。「朝市で海鮮丼を食べたら、ちょっとやる気が出た(笑い)」。配分が詰まって疲れもたまっていたが、少しだがリフレッシュできた。初日特選9Rも自分の走りを貫く。