119期の中嶋樹(19=大阪)が本格デビュー3戦目で予選初勝利を挙げた。

2Rは単騎の高橋俊英がカマして、中嶋は先頭から大きく離れた5番手。それでも「前回の弥彦でバタバタと先行しにいって大敗したので、師匠の酒井拳蔵さんから『焦ってはいかん』と言われてきました。その言葉を信じて1周勝負しようと思いました」。

結果は豪快まくりで快勝。「本当にうれしい1着です。母校の大阪桐蔭が苦戦の末に甲子園出場を決めたことは、陸上部出身(ハンマー投げ)の僕としても大きな力になりました。あとは初の決勝進出が目標。全力で頑張ります」と気持ちを引き締めた。