「来期はS級に上がります」。117期の畝木聖(24=岡山)が元気いっぱいに宣言した。

父の剛(60期=引退)に兄の努(107期)も選手の競輪一家。「2人は本当の地足型。僕は同タイプですが、ダッシュ力については多少自信があります」と、昨年5月のデビュー直後にアピールしていた。そして、12月最後の高知ではA級2班特昇を果たした。

今年は優勝2度で、安定した成績を残してきた。ただ、前場所の松山は決勝を逃して悔しい思いをしている。「中3日ですが、状態は特に変わりはありません。久留米は初めてですが持ち味を出し切って、まずは決勝進出できるよう頑張ります」。初日は予選メインの8Rに登場。気合の逃走劇で人気に応える。