山崎翼(32=大分)が持ち味のタテ足を発揮して、予選6Rを1着で突破した。逃げる高橋成英ライン3番手が並走になったことも味方したが「前回小倉の前にセッティングを新しく試してみて、自転車の進みが変わった」と状態にも手応えはあるようだ。

昨年2月に岐阜で落車して、右膝の前十字靱帯(じんたい)を断裂。長期欠場となって低迷した時期があった。「今は方向性が分かってきたのでいいと思う。練習もかみ合ってきているし、何より結果が出ていることがうれしい。自信になります」と笑顔。準決7Rも切れ味鋭い走りに期待だ。