新人が苦戦する中、唯一中山拓人(22=埼玉)だけは、連日果敢な走りで連勝突破した。「まだ内を空けたりして甘いところは多いですが、走っていろいろと経験して解消したい」。

高校時代はサッカー部で活躍。卒業後は2年間、欧州に渡ってプロを目指したが、夢はかなわなかった。その後は大の競馬好きが縁で、自分も走ってみたくなり競輪へ転身。適正試験で121期に入学した異色のルーキーだ。「今回はチャンスだと思うし、自力で優勝を狙いたい」と8月静岡以来、2度目Vへ気合を入れていた。