予選2Rは、前期S級で主役の高橋幸司が逃げて同着2着に敗れる波乱。石川恭規(45=福島)が番手差しで、1月前橋以来となる予選白星を飾った。

石川は高橋や、3番手を固めた浦崎貴史と北日本で連独占に満足そう。高橋が打鐘から先行したとはいえ、楽に差し込んだゴール前を振り返り、「レース前に(高橋)幸司が『しっかり仕掛けます』と。3番手の浦崎(貴史)さんはA級2班の点数勝負。いい結果でした。俺は、乗車フォームとか教えてくれた宇佐見裕輝や関根彰人にいい報告ができる」と話した。

夏場から体の使い方を見直した効果を実感。「準決は厳しい戦いになるが、やれるだけやってみる」。無欲の走りで、昨年10月立川以来の決勝進出をたぐり寄せる。