深刻な競走得点ダウンに悩む佐藤拓哉(54=宮城)が、土俵際で粘り込む気だ。

今期は、6月の1カ月を残すのみ。昨年から衰えが目立ち、3期にまたぐ平均競走得点は代謝による引退ボーダーを下回っている。前検入りすると「この松戸がラストランになるかも」と弱気な言葉も聞かれたが、チ予選7Rの番組に北日本の徹底先行・堀航輝の名を見つけると、「準決に行ければ何とかなるかも。昨日(30日)の夜から今日(31日)の昼まで、同期の茂木和臣や山原利秀がメールとかで励ましてくれたし。やるだけやってみる。まだ次男が大学生で、お金だって必要なんだよ」と闘争心を再点火。果たして首尾よく堀マークを死守するか。注目したい。